カラーバランス [マクロ]
図形の色調をRGBそれぞれの要素ごとに補正するマクロ。花子2006で動作を確認。
花子2010でカラースキーマ(Adobe Illustrator のライブカラーの機能)が搭載されたことに伴い、晴れて(?)お蔵入り。
カラーバランス ver.1.4 (28KB 花子圧縮ファイル-登録方法)
例として上のような図面を想定します。図形を指定してマクロを実行すると、
上のようなダイアログが表示されます(処理に時間がかかります)。スライダーを動かして、R(赤)G(緑)B(青)それぞれの要素を強くしたり弱くしたりしてカラーバランスを調節します。この例では、色が褪せたような効果を出すため、赤と緑をプラスに、青をマイナスに動かしています。
「プレビュー」をクリックすると、実際に画像が変更されます(処理に時間がかかります)。「プレビュー」は何度でもやり直しがきくので、適当な色味になるまでスライダーを動かしてはプレビューを見るという操作を繰り返します。目指す色味になったところで「OK」をクリックします。
このように図形のカラーバランスが調節されます。
文字列やイメージ、合成図形は処理されません。矢印やブレンドされた図形(「合成図形にする」にチェックを入れた場合)など無意識のうちに合成図形になっているデータが含まれるものは注意してください。合成を解除してから処理する必要があります。
また、「連結して塗りつぶす」にした図形は塗りだけが処理されます。線色は処理できないので注意が必要です。
多くの図形をまとめて処理した場合、1度変換を確定すると、「取り消し」で元の色に戻すのは困難です。心配な場合はあらかじめ元図をコピーしておくことを推奨します。
なお、マクロを実行た後に図形を指定することも可能なので、比較的ルーズに使えます。
各種色変換マクロで実装しているRGB↔HSL、RGB↔HSV変換関数は、古籏一浩氏のJavaScript例文辞典を参考にSuperPlayRiteにアレンジしたものです。その他ネット上の様々な情報を参考にさせていただきました。フリーで有益な情報を公開されている皆様にお礼申し上げます。
ドロー系ソフトには、なぜか色調を変える機能がほんどなく、どうにも不便だなぁ、ということで開発したもの(そうとうに手間はかかったが)。もともとはYachoo! のイラスト制作のためのツールだった。
程なくしてIllustrator にライブカラーというとんでもない機能が追加され、さらに数年後、ついに花子にも同様の機能が追加されるに至った。かくしてこのマクロはお蔵入りとなったわけだが、花子2010より前のバージョンで色調調整が必要な場合や、どうしてもカラースキーマではなくこのマクロのようなインターフェイスからの操作が必要、というような場合には、使う機会がないこともないかもしれない。
花子2010でカラースキーマ(Adobe Illustrator のライブカラーの機能)が搭載されたことに伴い、晴れて(?)お蔵入り。
ダウンロード
カラーバランス ver.1.4 (28KB 花子圧縮ファイル-登録方法)
使用法
例として上のような図面を想定します。図形を指定してマクロを実行すると、
上のようなダイアログが表示されます(処理に時間がかかります)。スライダーを動かして、R(赤)G(緑)B(青)それぞれの要素を強くしたり弱くしたりしてカラーバランスを調節します。この例では、色が褪せたような効果を出すため、赤と緑をプラスに、青をマイナスに動かしています。
「プレビュー」をクリックすると、実際に画像が変更されます(処理に時間がかかります)。「プレビュー」は何度でもやり直しがきくので、適当な色味になるまでスライダーを動かしてはプレビューを見るという操作を繰り返します。目指す色味になったところで「OK」をクリックします。
このように図形のカラーバランスが調節されます。
詳細
文字列やイメージ、合成図形は処理されません。矢印やブレンドされた図形(「合成図形にする」にチェックを入れた場合)など無意識のうちに合成図形になっているデータが含まれるものは注意してください。合成を解除してから処理する必要があります。
また、「連結して塗りつぶす」にした図形は塗りだけが処理されます。線色は処理できないので注意が必要です。
多くの図形をまとめて処理した場合、1度変換を確定すると、「取り消し」で元の色に戻すのは困難です。心配な場合はあらかじめ元図をコピーしておくことを推奨します。
なお、マクロを実行た後に図形を指定することも可能なので、比較的ルーズに使えます。
謝辞
各種色変換マクロで実装しているRGB↔HSL、RGB↔HSV変換関数は、古籏一浩氏のJavaScript例文辞典を参考にSuperPlayRiteにアレンジしたものです。その他ネット上の様々な情報を参考にさせていただきました。フリーで有益な情報を公開されている皆様にお礼申し上げます。
余談
ドロー系ソフトには、なぜか色調を変える機能がほんどなく、どうにも不便だなぁ、ということで開発したもの(そうとうに手間はかかったが)。もともとはYachoo! のイラスト制作のためのツールだった。
程なくしてIllustrator にライブカラーというとんでもない機能が追加され、さらに数年後、ついに花子にも同様の機能が追加されるに至った。かくしてこのマクロはお蔵入りとなったわけだが、花子2010より前のバージョンで色調調整が必要な場合や、どうしてもカラースキーマではなくこのマクロのようなインターフェイスからの操作が必要、というような場合には、使う機会がないこともないかもしれない。
2010-02-23 00:00
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